信州山里だより

2013-04-24

4月20日の山菜採り日記

今朝は氷点下に近い寒さでとても4月下旬とは思えない気候です。
セーターの上にダウンジャケットという重装備で山に向かいました。

今日は最初に芋井にある「神代桜」を見に行きました。
先週はつぼみだったので多分今日は見頃でしょう。

神代桜20130420ジンダイザクラ.JPG残念ながら上部のほうは花が咲いていません。
神代桜は国の天然記念物のエドヒガンザクラで、高さ20メートル、
根回り9メートルの巨木で推定樹齢は1200年だそうです。

ジュウモンジシダがちょうど採れ頃となりました。
あまり知られていない山菜ですが、
あくがなく、和え物や天ぷらにします。

ジュウモンジシダ20130420ジュウモンジシダ.JPG
シュンランが見頃となって来ました。
林のところどころにひっそりと高貴な花を咲かせています。
花は食用となるのですが、その高貴な姿になかなか手を出すことが
できません。
特別な会の時だけ採ってきて、酢の物や、お吸い物に使います。

シュンラン20130420シュンラン.JPG
ウスバサイシンも暗めの林の中にひっそりと花を咲かせています。
暗紫色の花に見えるのは葉柄で、その奥に小さな花が隠れています。
ウスバサイシンの根は漢方では鎮静、鎮痛剤として使われます。

ウスバサイシン20130420ウスバサイシン.JPG
クロモジの花も咲き始めました。
ツマヨウジのことをクロモジと呼びますが、
クロモジは香りのよい香木でツマヨウジ以外にも
昔は香料として化粧品や石鹸などに利用されました。

クロモジ20130420クロモジ.JPG
春の林の中でひときわ存在感を放つショウジョウバカマ。
鮮やかなピンク色で独特の花形は、単調な林の中の褐色の地面に
軽快なアクセントを作り出します。

ショウジョウバカマ20130420ショウジョウバカマ.JPG