信州山里だより

2013-05-08

ゴールデンウィーク中の山菜採り日記

ゴールデンウィークは何日も山に入りましたが、
山菜の中心はまだ里山で、雪が残る深山は
ようやく芽吹きが始まろうとしているところです。

里山では山菜となる木の芽のシーズンです。

イワガラミは、木や岩や時には地面に広がるつる性の植物。
きゅうりのような香りがする山菜でおひたしや天ぷらに。

リョウブは明るい黄緑の若芽で昔からききんの時の「かてもの」
としてごはんに混ぜられました。リョウブご飯以外でも天ぷらや和えものに。

ご存知コシアブラは今やとてもポピュラーで人気の高い山菜となりました。
人気がありすぎて山道沿いのコシアブラも
タラノメ同様枯れているものが多いです。

イワガラミ20130506イワガラミ.JPG

リョウブ20130506リョウブ.JPG


コシアブラ20130506コシアブラ.JPG


白い花を咲かすモミジイチゴは
とげの鋭い枝に時々痛めつけられますが
6月に成るぽってりとした色の実はとても甘くおいしいです。

オオバタネツケバナはクレソンの兄弟のような存在で、
やはり水辺に育ち、味はクレソンにひけをとりません。

チゴユリは可憐な白い花で魅了しますが、
実は弱い毒があるようです。日陰に群生します。

モミジイチゴ20130506モミジイチゴ.JPG


オオバタネツケバナ2030506オオバタネツケバナ.JPG


チゴユリ20130504チゴユリ.JPG


さて、雪の残る深山はと言うと、ようやくユキザサが出て来ました。

茶花にもなる星を散りばめたような白い花を咲かすユキザサですが
食べてみるとくせがなく、甘みのあるとても優秀な山菜です。

ルイヨウボタンは葉がぼたんの形をしているのでその名がありますが
その独特の姿は枯野の中で目立ちます。
おいしそうな葉ですが食べられません。

雪の残る深山の風景20130506残雪残る深山.JPG


ユキザサ20130505ユキザサ.JPG


ルイヨウボタン20130505ルイヨウボタン.JPG