信州山里だより

2013-07-24

7月20,21日の山歩き

今回は二日にわたって涼しい話題を二つ。

初日(7/20)
早朝山に入る前に、ふと空を見上げるときれいなひつじ雲。
まるで秋空のようだ。

ひつじ雲20130720ひつじ雲.JPG

空気もひんやりしていて秋を感じさせる、と思いながら
きのこを採り始めると、なんともうナラタケモドキが出ていました。

8月の終わりから9月の初めに出るきのこですが
勘違いをして出てしまったのでしょうか。
もちろん食べられるきのこです。

ナラタケモドキ20130720ナラタケモドキ.JPG


さらに盆過ぎから初秋にかけて出るチチタケも出ていました。
名前の通り白い乳がたくさん出るきのこですが、
栃木県で熱狂的な人気のきのこです。

チチタケ20130720チチタケ.JPG


さらにさらに9月から出始めるハツタケの姿も!
ハツタケは私の大好きなきのこで網焼にするとお酒が進みます。

ハツタケ20130720ハツタケ.JPG


二日目(7/21)
6月末まで雪に閉ざされていた谷に入ってみました。
雪に埋め尽くされていた谷には雪のかけらもなく
緑におおわれていました。

6月23日の谷20130623雪に埋もれた沢.JPG


7月21日の谷20130721夏の谷.JPG


谷をさらに進むと、ウスヒラタケの群生に遭遇。
こちらはシンプルにおろし和えがおいしい。

ウスヒラタケ20130721ウスヒラタケ.JPG


さらにさらに谷を進むと驚きの光景が!!

驚きの光景120130721驚きの光景1.JPG


驚きの光景220130721驚きの光景2.JPG


残雪が残り、ミズバショウが咲き誇り、フキノトウの花も
咲いていました。
夏の世界にぽっかりと春が取り残された不思議な空間です。

春の山菜を復習して採りました。
フキノトウ、トリアシショウマ、ヤマウド、
ウドブキ(ヨブスマソウ)、モチコゴミ、タマガワホトトギス、
ハンゴンソウ、イタドリ......などです。

豊かでこの上なく贅沢な自然の恵みに、
幸福感に満たされながら谷を下ると、今度はサンカヨウの実が
迎えてくれました。
プラムを小さくしたような紫色の実は甘酸っぱく疲れを癒してくれます。

サンカヨウの花(6/9)20130609サンカヨウ.JPG

サンカヨウの実(7/21)20130721サンカヨウの実.JPG