信州山里だより

2013-08-01

7月27日の山歩き



夏のきのこは色鮮やかなものが多いのですが、
その一つがアイタケです。
神秘的とも言える青緑色で、大理石のような模様がとても美しい。
食感はボソボソしますが網焼やバターソテーするとおいしいです。

アイタケ20130728アイタケ.jpg

アイタケのようなハデなきのこがあるかと思うと
ススケヤマドリタケのようなとても地味なきのこもあります。
ポルチーニ茸の仲間で味は一級品です。
濃いこげ茶色の傘と柄の細かい網目が特徴です。

ススケヤマドリタケ20130720ススケヤマドリタケ.JPG


ツブエノシメジは
アジアンテイストの家具のような印象のきのこで、
傘はさながら籐椅子の上のオフホワイトのクッション。

柄はちょっとデザインをほどこした家具の脚の趣きです。
多少癖のある風味なので濃い味付けが向いています。

ツブエノシメジ20130720ツブエノシメジ.JPG

キヒダタケは裏と表のツートンの色の違いが楽しいきのこです。
傘の表面はなめし皮のような風合いですが、
裏側のヒダは鮮やかな黄色です。
以前は食とされていましたが現在は毒きのこになっています。

キヒダタケ20130720キヒダタケ.JPG

7月の高原で出会う可愛い山野草を三点紹介します。

最初はウメガサソウ。
10㎝くらいの高さしかありませんが、花の形が梅に似ていて、
よくよく見るとユニークな形をしています。

ウメガサソウ20130706ウメガサソウ.jpg

クモキリソウは日陰に咲くラン科の花で
こちらもランとは思えないユニークな形の花です。

クモキリソウ20130711クモキリソウ.JPG


ノギランは名前はランでもユリ科の植物で、
高原に長い茎を立て、涼しげに咲いています。

ノギラン20130720ノギラン.JPG