信州山里だより

2014-01-22

山野草の楽しみ・・・山歩き総集編7

5月に入りますと山菜が本番となり、

様々な種類の山菜の中で

今回はどんな種類をどのくらい採ろうかと頭を悩ます訳ですが、

山野草の方も一番の季節となります。

 

初夏と呼ばれる5月・6月は山に花があふれ、

まさしく百花繚乱の風情ですが、その咲き方もいろいろです。

 

常に孤独でひそやかに、孤高の美しさを保っているのは

ヤマシャクヤクやシロバナエンレイソウ。

出会った瞬間、時間が止まり、その美しさに魅了されます。

 

 

 

ヤマシャクヤク

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シロバナエンレイソウ

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数本ずつ固まって出て、

まるで家族の団結を誇っているように出ている

ヒトリシズカのような花もあります。

 

ヒトリシズカ

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又、薬草として珍重される山野草もあります。

イカリソウはその可憐な花からは想像できませんが

秦の始皇帝が愛用したと言われ、強壮薬で有名です。

 

イカリソウ

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ズダヤクシュは昔から長野県や北陸地方で

ぜんそくの薬として用いられてきました。

ちなみにズダとはぜんそくのことです。

 

ズダヤクシュ

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咲いている姿がとてもユニークなものもあります。

ツクバネソウは輪生した葉の真ん中に

羽根つきの羽根のような花が咲いています。

 

ツクバネソウ

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クルマバツクバネソウは

車輪のように付いた葉の真ん中にやはり羽根が乗っています。

南国の鳥にもこんな頭をしたのがいたような......?

 

クルマバツクバネソウ

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サンカヨウは芽を出した時は

地上から緑の弾丸が飛び出ているような感じですが、

成長するとフキのような形をした大小2枚の葉がユニークで

その小さい方に花が付きます。

夏になると青紫色の甘酸っぱい実がなります。

 

サンカヨウ

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他にもまだまだたくさんの可憐な山野草があります。

 

イチリンソウ

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マイズルソウ

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タケシマラン

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ユキザサ

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アズマシロカネソウ

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シラネアオイ

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ラショウモンカズラ

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