信州山里だより

2017-11-08

先週の山歩き -終盤のきのこ採りはひたすら辛抱


秋も終盤になり雨もそれなりに降っているので落ち葉が多く、
地上に出ているきのこを探すのはとても難しくなっています。



そんな中でもこの時期のきのこ、
ムラサキシメジは色が鮮やかなので比較的見つけ易い。



ムラサキシメジ20171106-1.jpg

 

今年大不作だったジコボウ(ハナイグチ)も渾身の力をしぼって
最後の姿を見せています。



ジコボウ20171106-2.jpg

 

この時期見かけることがないカラカサタケがなぜか出ていました。
天ぷら向きのきのこです。



カラカサタケ20171106-3.jpg

 

やはりこの時期の希望はムキタケ、クリタケです。



ムキタケ120171106-4.jpg

 

ムキタケ220171106-5.jpg

 

クリタケは同じ枯木から出ていても成長具合が違うので
長く楽しめるすぐれものです。下の2枚は同じ木から出ています。



クリタケ20171106-6.jpg

 

クリタケの幼菌20171106-7.jpg

 

 

2017-10-30

先週の山歩き -きのこシーズン終わりに近づく

気候の変化の激しかった今年の秋もきのこ的には終わりに近づきました。



秋の長雨は森の木の葉を落とし、
林の中をずいぶん明るくし見通しをよくしてくれました。



この時期の森は私の大好きな光景の一つですが、
見かけることができるきのこは数が限られてきます。



そのうちの一つ、ムキタケも代表選手の一人。
標高の高い所では10月初めから出始め、
今は標高700mくらいが採り頃でしょうか。



ムキタケ120171030-1.jpg

 

ムキタケ220171030-2.jpg

 

ムキタケ320171030-3.jpg

 

ムキタケ420171030-4.jpg

 


次の代表選手はクリタケで、10月初めから11月一杯は出ています。

 

クリタケ120171030-5.jpg

クリタケ220171030-6.jpg

 

クリタケ320171030-7.jpg

 


地面から出るきのこを探すのは落ち葉の増加でますます難しくなり
シモフリシメジ、チャナメツムタケ、ムラサキシメジなどはとても探しづらくなります。



シモフリシメジ20171030-8.jpg

 

チャナメツムタケ20171030-9.jpg

 

 

2017-10-23

先週の山歩き -シモフリシメジ爆発


10月半ばのきのこ採りの一番好機に秋雨前線が停滞している。



今日も霧雨の降っているじとじと濡れている山に入った。
雨の降り過ぎできのこが流れてしまっているのではないかと心配しながら、
滑らないように注意して上っている山の中腹でその場面に出くわした。



斜面のあちらこちらに、シモフリシメジが群生している。
長年シモフリシメジを採っているがこんな光景は初めて。
神様、仏様、秋雨前線様......。



シモフリシメジ120171023-1.jpg

 

シモフリシメジ220171023-2.jpg

 

シモフリシメジ320171023-3.jpg

 


その後いくつかの山を歩いてみて、
秋後半の木につくきのこは順調に出ているようです。



クリタケ20171023-4.jpg

 

ムキタケ20171023-5.jpg

 

ブナハリタケ20171023-6.jpg

 

ヌメリスギタケモドキ120171023-7.jpg

 

ヌメリスギタケモドキ220171023-8.jpg

 

チャナメツムタケも出ていますが、今年大不作だったジコボウ
(ハナイグチ)も今頃忘れた頃にちょこちょこ出ていました。



チャナメツムタケ20171023-9.jpg

 

ジコボウ20171023-10.jpg

 

 

 

 

2017-10-02

先週の山歩き -きのこ最盛期? ...今一つの充実感



きのこ最盛期となったのに今一つ充実感に欠ける。
やはりジコボウ(ハナイグチ)の不作が響いている。
所により少しずつは出ているが、今から挽回するのは不可能な情勢か?



ジコボウ120171002-1.jpg

 

ジコボウ220171002-2.jpg

 

アイシメジが本格的に出てきました。
このきのこが出てくるとシモフリシメジももうじき出始めるので
期待がふくらみます。



アイシメジ20171002-3.jpg

 

ちっとも出ていなかったヌメリササタケも今頃になって出てきました。

しかし今からでは挽回不能。



ヌメリササタケ120171002-4.jpg

 

ヌメリササタケ220171002-5.jpg

 

イッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)、クリフウセンタケ、
ハタケシメジも出ていますが、だんだんと下火になります。


イッポンカンコー120171002-6.jpg

 

 

イッポンカンコー220171002-7.jpg

 

クリフウセンタケ20171002-8.jpg

 

ハタケシメジ20171002-9.jpg

 

普段行かない山に一つのきのこを目的として行って来ましたが、
何とか目的達成。コウタケでした。



コウタケ20171002-10.jpg

 


 

2017-09-25

先週の山歩き -「確かに出足はよかった......」



確かに出足はよかった。
それでも一抹の不安はあった。
たくさん出てはいたが、新鮮なジコボウが少なかった。



ジコボウ20170925-1.jpg

 

 

そして一週間後、台風も通過して一時的に温度が上がった後だった。
ジコボウは全くと言っていいほど出ていなかった。



という訳で1週間の間にきのこの世界は激変してしまいました。



ジコボウはほとんど出ていませんが、
この時期のきのこはぼつぼつと出ていました。
しかし爆発的な勢いはみじんもありません。



サクラシメジ20170925-2.jpg

 

 

クロカワ120170925-3.jpg

 

クロカワ220170925-4.jpg

 


ハンノキイグチ20170925-5.jpg

 

イッポンカンコー20170925-6.jpg

 

ハタケシメジ20170925-7.jpg

 

ヌメリスギタケモドキ20170925-8.jpg

 

ハナビラタケ20170925-9.jpg

 

クリフウセンタケ20170925-10.jpg

 

オオツガタケ120170925-11.jpg

 


オオツガタケ220170925-12.jpg

 

昨年と比べ特に出が悪いものは
ジコボウ、ヌメリササタケと言ったところでしょうか。



そんな中でも、機は熟したとばかりに一気に出てきたのがナラタケです。



ナラタケ120170925-13.jpg

 

ナラタケ220170925-14.jpg

 

ナラタケ320170925-15.jpg

 

オニナラタケ幼菌20170925-16.jpg

 

自然の神様が絶妙なバランス感覚で
きのこの出方を調整しているかのようです。