信州山里だより

2013-11-20

氷が張っていてきのこ採りは断念?・・・11月16,17日の山歩き


標高1000m以上の山々は霜が降りて地面は真っ白になり、
水たまりの水は氷が張っています。

最後のシモフリシメジを採ろうとやって来ましたが、
あきらめて標高700m以下の里山狙いに切り替えました。

まずは唐松林でキヌメリガサを採りました。
晩秋のきのこで鮮やかな黄色が特徴ですが、
サイズが小さいので量を採るには時間がかかり、
別名「コンキタケ」とも言われます。
くせのない風味で何にでも合います。

キヌメリガサ20131117kinumerigasa.JPG雑木林の中はほとんど葉が落ち、
落ち葉のじゅうたんがとてもきれいです。
きのこはとれなくとも
この時期の雑木林は眺めているだけで飽きません。

雑木林120131117otibanojutan.JPG

雑木林220131117zoukibayasi.JPG元気に大群生していたのはニガクリタケです。
クリタケと間違え易いですが、
硫黄色が強く苦味も強いので判別可能です。
ただし毒性が強いので要注意です。

ニガクリタケ20131116nigakuritake.JPG

チャナメツムタケとムキタケはまだそれなりに出ていましたが
終わりが近づいているのは間違いありません。

チャナメツムタケ120131116chanametumutake.JPG

チャナメツムタケ220131116chanametumutake2.JPG

ムキタケ120131117mukitake.JPG

ムキタケ220131117mukitake2.JPG

2013-11-06

夢なら覚めないで・・・11月3日の山歩き

今日は普段入らない里山に入りました。
1年に1回入るかどうかという山です。

これが大正解。
もうほとんど終わりだろうと思っていた
ジコボウ(ハナイグチ)の大群生に当たったのです。

あまりのうれしさにこれは夢ではないのか。
夢なら覚めないで......。という気持で採り続けました。

ジコボウ(ハナイグチ)120131103jikobou.JPGジコボウ(ハナイグチ)220131103jikobou2.JPG

又、ムキタケも続々と出ていました。
今年はきのこの時期が延びているようです。

ムキタケ120131103mukitake.JPG

ムキタケ220131103mukitake2.JPG

クリタケは採れる期間が長いきのこで、まだまだ大丈夫です。

クリタケ20131103kuritake.JPG

その後他の山に入りましたが、シモフリシメジも健在でした。

シモフリシメジ20131103simofurisimeji.JPG

珍品ではオオジョウゴタケが採れました。
カヤタケにそっくりですが、肉厚で大型です。
傘の直径は18㎝です。

オオジョウゴタケ20131103oojougotake.JPG

2013-10-30

シモフリシメジが本格的に・・・・10月27日の山歩き

晩秋のきのこシモフリシメジが本格的に出て来ました。
先週のきのこ採りで少し出ていたので、
今週の出方に注目していたのですが、期待通り出て来ました。

例年よりも1週間から10日くらい遅い出方です。
しばらく楽しめそうです。

シモフリシメジ120131027simofurisimeji.JPGシモフリシメジ220131027simofurisimeji2.JPG


クリタケが好調でまだまだいけそうです。

クリタケ20131027kuritakek.JPG


今年大豊作だったジコボウも、徐々に厳しくなった寒さのおかげで
一気に出方が失速しましたが、寒い時期のジコボウは色がきれいです。

ジコボウ20131027jikobou.JPG


毒きのこのカキシメジも意外にも元気に出ていて、
立派な姿をしていました。

カキシメジ20131027kakisimeji.JPG

里山もいつのまにか紅葉が進み、
秋の深まりを感じさせてくれますが、
いま一つ鮮やかさにかけています。

里山の紅葉風景20131027akiyama.jpg


2013-10-23

晩秋のきのこがやっと出て来た・・・・10月22日の山歩き


10月に入っての少雨と一時的な暑さのぶり返しのせいで
遅めに出て来るきのこの出現が危ぶまれていましたが
ようやく顔を見せ始めました。

シモフリシメジやチャナメツムタケ、
一番遅く出るタイプのナラタケなどです。

これからどんどん出てくるのか、
このままお茶を濁して終わってしまうのか
予断を許しませんが、今後のたくさんの収穫を祈るのみです。

シモフリシメジは
北信でマツタケの次に高価で貴重なきのこですが
黒っぽく地味な容姿なので、
地面とにらめっこしながら採らなければならず
採るのに時間がかかります。
おいしいきのこでどんな料理にも合います。

シモフリシメジ20131022simofurisimeji.JPGチャナメツムタケはぬめりの強いきのこで
ナメコに似ているため地ナメと呼ぶ人もいますが、
ナメコより野性味が強く人気の高いきのこです。
毒きのこのカキシメジと間違え易いので要注意です。

チャナメツムタケ120131022tyanametumutake.JPG 

チャナメツムタケ220131022tyanametumutake2.JPG

カキシメジ20131022kakisimeji.JPG

一番遅めに出るナラタケは黄色味が強く、
束生し、柄が堅く、パキッと折れるのが特徴です。

ナラタケ20131022naratake.JPG



クリタケ、ジコボウは相変わらず好調です。
カラマツ林には食用のカラマツシメジも出ますが、
苦味があるため好まれません。

クリタケ20131022kuritake.JPGジコボウ20131022jikobou.JPGカラマツシメジ20131022karamatusimeji.JPG

2013-10-16

木の実が豊作で熊は・・・10月12,13,14日の山歩き

今年は山の木の実が豊作で、
熊が里山に下りて来ない状態が続いています。
毎年、きのこ採りに山に入る時、
一抹の不安をかかえながら入る訳ですが、
今年はとても明るい気持で入れます。

地面に落ちているどんぐりなども例年より大きくおいしそうです。
グルメ化した熊達が心配でしたが、
食べ慣れたどんぐりを安全な場所で食べることが
熊の幸せなんだなと実感しています。

木の実が豊作の別の例として、
例年あまり見かけないカヤの実も豊作のようです。
いつもだと1個か2個しかなっていないカヤの実が
鈴なり状態のです。

カヤの実20131013kayanomi.JPG
カヤの実を食べるには、
1週間アク抜きしたり、陰干ししたり大変な作業を必要としますが、
味はナッツのようでおいしいものです。

さてきのこの方はやはり湿った場所狙いで、
ナラタケ、ムキタケ、ジコボウ、ヌメリスギタケモドキ、
マスタケ、クリタケなどが採れました。

ナラタケ20131013naratake.JPGムキタケ20131012mukitake.JPG


ムキタケの写真220131013mukitake2.JPG

ヌメリスギタケモドキ20131012numerisugitakemodoki.JPGマスタケ20131014masutake.JPGクリタケ20131013kuritake.JPG