信州山里だより
2013-11-06
夢なら覚めないで・・・11月3日の山歩き
今日は普段入らない里山に入りました。
1年に1回入るかどうかという山です。
これが大正解。
もうほとんど終わりだろうと思っていた
ジコボウ(ハナイグチ)の大群生に当たったのです。
あまりのうれしさにこれは夢ではないのか。
夢なら覚めないで......。という気持で採り続けました。
ジコボウ(ハナイグチ)1ジコボウ(ハナイグチ)2
又、ムキタケも続々と出ていました。
今年はきのこの時期が延びているようです。
ムキタケ1
ムキタケ2
クリタケは採れる期間が長いきのこで、まだまだ大丈夫です。
クリタケ
その後他の山に入りましたが、シモフリシメジも健在でした。
シモフリシメジ
珍品ではオオジョウゴタケが採れました。
カヤタケにそっくりですが、肉厚で大型です。
傘の直径は18㎝です。
オオジョウゴタケ
2013-10-30
シモフリシメジが本格的に・・・・10月27日の山歩き
晩秋のきのこシモフリシメジが本格的に出て来ました。
先週のきのこ採りで少し出ていたので、
今週の出方に注目していたのですが、期待通り出て来ました。
例年よりも1週間から10日くらい遅い出方です。
しばらく楽しめそうです。
シモフリシメジ1シモフリシメジ2
クリタケが好調でまだまだいけそうです。
クリタケ
今年大豊作だったジコボウも、徐々に厳しくなった寒さのおかげで
一気に出方が失速しましたが、寒い時期のジコボウは色がきれいです。
ジコボウ
毒きのこのカキシメジも意外にも元気に出ていて、
立派な姿をしていました。
カキシメジ
里山もいつのまにか紅葉が進み、
秋の深まりを感じさせてくれますが、
いま一つ鮮やかさにかけています。
里山の紅葉風景
2013-10-23
晩秋のきのこがやっと出て来た・・・・10月22日の山歩き
10月に入っての少雨と一時的な暑さのぶり返しのせいで
遅めに出て来るきのこの出現が危ぶまれていましたが
ようやく顔を見せ始めました。
シモフリシメジやチャナメツムタケ、
一番遅く出るタイプのナラタケなどです。
これからどんどん出てくるのか、
このままお茶を濁して終わってしまうのか
予断を許しませんが、今後のたくさんの収穫を祈るのみです。
シモフリシメジは
北信でマツタケの次に高価で貴重なきのこですが
黒っぽく地味な容姿なので、
地面とにらめっこしながら採らなければならず
採るのに時間がかかります。
おいしいきのこでどんな料理にも合います。
シモフリシメジチャナメツムタケはぬめりの強いきのこで
ナメコに似ているため地ナメと呼ぶ人もいますが、
ナメコより野性味が強く人気の高いきのこです。
毒きのこのカキシメジと間違え易いので要注意です。
チャナメツムタケ1
チャナメツムタケ2
カキシメジ
一番遅めに出るナラタケは黄色味が強く、
束生し、柄が堅く、パキッと折れるのが特徴です。
ナラタケ
クリタケ、ジコボウは相変わらず好調です。
カラマツ林には食用のカラマツシメジも出ますが、
苦味があるため好まれません。
クリタケジコボウ
カラマツシメジ
2013-10-16
木の実が豊作で熊は・・・10月12,13,14日の山歩き
今年は山の木の実が豊作で、
熊が里山に下りて来ない状態が続いています。
毎年、きのこ採りに山に入る時、
一抹の不安をかかえながら入る訳ですが、
今年はとても明るい気持で入れます。
地面に落ちているどんぐりなども例年より大きくおいしそうです。
グルメ化した熊達が心配でしたが、
食べ慣れたどんぐりを安全な場所で食べることが
熊の幸せなんだなと実感しています。
木の実が豊作の別の例として、
例年あまり見かけないカヤの実も豊作のようです。
いつもだと1個か2個しかなっていないカヤの実が
鈴なり状態のです。
カヤの実
カヤの実を食べるには、
1週間アク抜きしたり、陰干ししたり大変な作業を必要としますが、
味はナッツのようでおいしいものです。
さてきのこの方はやはり湿った場所狙いで、
ナラタケ、ムキタケ、ジコボウ、ヌメリスギタケモドキ、
マスタケ、クリタケなどが採れました。
ナラタケムキタケ
ムキタケの写真2
ヌメリスギタケモドキマスタケ
クリタケ
2013-11-20
氷が張っていてきのこ採りは断念?・・・11月16,17日の山歩き
標高1000m以上の山々は霜が降りて地面は真っ白になり、
水たまりの水は氷が張っています。
最後のシモフリシメジを採ろうとやって来ましたが、
あきらめて標高700m以下の里山狙いに切り替えました。
まずは唐松林でキヌメリガサを採りました。
晩秋のきのこで鮮やかな黄色が特徴ですが、
サイズが小さいので量を採るには時間がかかり、
別名「コンキタケ」とも言われます。
くせのない風味で何にでも合います。
キヌメリガサ
落ち葉のじゅうたんがとてもきれいです。
きのこはとれなくとも
この時期の雑木林は眺めているだけで飽きません。
雑木林1
雑木林2
クリタケと間違え易いですが、
硫黄色が強く苦味も強いので判別可能です。
ただし毒性が強いので要注意です。
ニガクリタケ
チャナメツムタケとムキタケはまだそれなりに出ていましたが
終わりが近づいているのは間違いありません。
チャナメツムタケ1
チャナメツムタケ2
ムキタケ1
ムキタケ2