信州山里だより

2013-09-05

8月29日、9月1日の山歩き


「山で旨いはオケラにトトキ、嫁にゃやれない味のよさ~」
と唄にまで登場するおいしい二つの山菜が花を咲かせています。

トトキとはツリガネニンジンのことですが、
どちらの花も特徴的な形をしています。

ツリガネニンジンの花20130829turiganeninjin.jpg

オケラの花20130829okera.jpg

味の方はと言いますと、
どちらも群生した状態に出会ったことがないので自分は採りませんが、
トトキは一度人から頂いたものを食べてみましたが
くせがなく甘味があっておいしいものでした。
オケラもくせがなくおいしいとのことです。

この時期の山はススキと夏の終わりの花が入り混じり
なかなか風情があります。

マツムシソウ20130829matumusisou.jpg

カワラナデシコ20130829kawaranadesiko.jpg

また不思議な木の実もなっています。
クサボケは日当たりのよい山地に出る低木ですが
その実はとても香りがよく、1つでも車の中に入れておくと
りんごのようないい香りが車内に漂います。

時々この実を使って果実酒を作りますが、
最近はジャムとしての人気が高いようです。

クサボケの実20130829kusaboke.jpg

シラタマノキは高さ30㎝くらいの低い木ですが
その白い実をつぶすとメンソールの香りがして驚かされます。

シラタマノキ20160829siratamanoki.jpg

2013-08-28

8月22,26日の山歩き

まとまった雨も降り、温度もかなり下がって、
いよいよきのこが続々出てくるかと思うと、そうは簡単にいきません。

案の定、山に入ってみると
夏のきのこ達は本当に少なくなっていました。

アンズタケ、ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ、セイタカイグチ、
カワリハツなど皆激減していました。

たった1本採れたアカヤマドリ20130822akayamadori.JPGたった1本採れたセイタカイグチ20130826seitakaiguti.JPG毎年8月の終わりから9月の初めが一番きのこ採りが難しい。

なぜなら、夏のきのこ達は「もう自分達の舞台は終わりだ」と思い
秋のきのこ達は「まだ出番は早い」と思うからです。

こんな状況でもチチタケはそれなりに採れました。

乳液を出すきのこはたくさんありますが、
チチタケ程触るとドバーッと乳が出るきのこはあまりありません。
そしてこの乳液がおいしい出し汁の素となります。

チチタケの乳液20130822tititake.JPG
このようなきのこ採りか難しい時期に覚えておくと助かるのは
オオホウライタケです。

このきのこはまとまった雨が降ると
春から秋まで続々と群生して出てきます。
味はそれなりですが、やはり野生の風味は捨てがたいものがあります。

オオホウライタケ120130826oohouraitake1.JPGオオホウライタケ220130803oohouraitake2.JPG
オオホウライタケの仲間にハナオチバタケがあります。

ピンク色のものと褐色のものとがありますが、
可憐で美しいきのことしてよくきのこ写真で取り上げられます。
見てのお分かりのように食べられません。
というより食べるところがありません。

ハナオチバタケ20130803hanaotibatake.JPG

2013-08-21

8月17日の山歩き

連日の酷暑と雨の無さに、
今週は採れないだろうとあきらめながら山に入りましたが、
うれしい誤算!!

ヤマドリタケモドキやセイタカイグチなど
イグチ科のきのこがそれなりに出ていました。

セイタカイグチは傘は白っぽく平凡なので見落とし易いのですが
柄の迫力のすごさは芸術的です。そしてオイシイ!!

セイタカイグチ20130817seitakaiguti.JPG気を良くして次の山に入ると、
今度はカワリハツがたくさん出ていました。
本当にきのこの気持は分かりません。

またチチタケはいよいよ本格的な時期となり、
かなりの量が採れました。

帰りの車内はチチタケ特有の香りが充満しました。
たまには栃木名物「チタケうどん」にして食べようかな......。

チチタケ20130817tititake.JPGその他にもアカヤマドリやコガネヤマドリがそれなりに採れました。

アカヤマドリ20130817akayamadori.JPG

アカヤマドリの幼菌20130817akayamadoriyoukin.JPG

コガネヤマドリ20130817koganeyamadori.JPG

ヒョッとしたら今年は豊作になるかも知れないと
希望的な観測を立てながら幸福な気持で山を下りました。

2013-08-14

8月10,11日の山歩き

先週は劇的に酷暑が復活し、

きのこの状況が大変心配されましたが、

案の定、1週間前とは状況が一変しました。

 

ヤマドリタケモドキなどのイグチ系のきのこが復活し、

その他のきのこもそれなりに出ていて、

とてもいい雰囲気のきのこ状況でした。

 

夏のきのこはやっぱり暑さが好きなのかな?

 

その中でも今回のハイライトはセイタカイグチです。

イグチ系のきのこの中でも特別に個性派で、

赤っぽい柄に隆々と盛り上がった白い網目模様は

自然の造形の豊かさを教えてくれます。

 

味も一級品で歯切れのよいおいしさは格別です。

 

その他、イグチ系きのこのオンパレード!!!

 

アカヤマドリ()、ヤマドリタケモドキ()、ベニイグチ(不食)

オニイグチ()などがカラフルにユニークに出ていました。

 

セイタカイグチ

20130810seitakaiguti.JPG

 

アカヤマドリ(幼菌)

20130810akayamadori幼菌.JPG

 

ヤマドリタケモドキ1

20130810yamadoritakemodoki.JPG

 

ヤマドリタケモドキ2

20130810yamadoritakemodoki2.JPG

 

ベニイグチ(ピンボケですみません)

20130810beniiguti.JPG

 

オニイグチ(大ピンボケですみません)

20130810oniiguti.JPG

 

また、こちらもドハデなきのこ、マスタケ。

(マス)の身の色に似た鮮やかな朱色で、

バターソテーで食べると鶏の笹身を食べているようです。

 

マスタケ

20130810masutake.JPG

 

初秋のきのこナラタケモドキも出ていました。

こんなに暑くなって出ているとは

本当にきのこの気持ちは分かりません。

 

ナラタケモドキ

20130810naratakemodoki.JPG

 

二日目は今年最後の山菜採り。

山菜が食べたいと予約があったので出かけてみました。

 

7月21日にまだ残雪のあった谷に入りました。

さすがに雪は消えていましたが、

水芭蕉が満開でした。

 

今年最後の春に出会うことができました。

山菜数種類とウスヒラタケを採って戻りました。

 

水芭蕉

20130811mizubashou.JPG

 

ウスヒラタケ

20130811usuhiratake.JPG

2013-08-07

8月3,4日の山歩き


日本から長距離を旅することで有名なアサギマダラは
高原でよく見かける蝶です。

浅葱色(薄い水色)のまだら模様が特徴ですが、
このまだら模様は毒を持っている蝶の特徴で
そのため、ふわりふわりと優雅に舞っているアサギマダラは
ほとんど鳥に食べられることはありません。

実際に幼虫の頃から毒草を食べているので
体内に毒が蓄積されています。

写真を撮っていてもほとんど逃げない大胆さは
「自分は絶対食べられない」という自信の表われなのでしょうか。

フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ 120130803asagimadara.JPGフジバカマの蜜を吸うアサギマダラ 220130803asagimadara2.JPG

きのこの方はここのところ、まるで日替わりランチのように、
毎週出るきのこが違います。
7月から夏きのこ採りを始めましたが
最初はヤマドリタケモドキなど
イグチ系のきのこが順調に出ていました。
しかし今はあまり出ていません。

その後タマゴタケも堅調に出ていましたが
最近はベニタケ系が主流となりました。

先週はアイタケがたくさん採れましたが、今週はピタリと止まり
代わりに出て来たのがカワリハツです。

又、チチタケの出方も広がりを見せています。

きのこは雨の量と気温に敏感ですから、このところの天候の変化の
激しさにとまどっているのかもしれません。

ヤマドリタケモドキ20130803yamadoritakemodoki.JPG

タマゴタケ20130803tamagotake.JPG

アイタケ20130804aitake.JPG

カワリハツ20130804kawarihatu.JPG

チチタケ20130804tititake.JPG

☆山のきのこ料理はやま茶屋1階で召し上がれます。