信州山里だより
2019-06-24
先週の山歩き
2019-06-17
先週の山歩き
雨降りの山菜採りは仕事感があって、モチベーションはやや低め。
天気予報は曇りでしたがかなり強い雨。
しかし採り始めると気持ちは徐々に晴れ、雨も気にならなくなります。
成長したヤマウドは先の柔らかい茎と若葉が食用となります。
長い期間楽しめるすぐれものです。
ヤマウド
ヤマツツジはピュアーな酸味があって、天ぷらやジュースなどにも活用できます。
ヤマツツジ
つる状の山菜を2つ紹介。
シオデは知る人ぞ知るおいしい山菜。山のアスパラとも呼ばれ人気があります。
シオデ
カラハナソウはビール製造に使われる苦味の素「ホップ」の原種ですが、
くせがなく、ほろ苦さが持ち味です。
カラハナソウ
ヨモギも里のものと山のものは違いがあります。
ヤマヨモギは山菜としても活用できます。
里のヨモギ
ヤマヨモギ
雨に濡れた木々の緑が深くなる中で目立ったものを2種類。
ホウノキ
タニウツギ
2019-06-03
先週の山歩き
今年2度目の春を迎えました。
標高1500mの高原です。
雪解けのかたわら、水芭蕉が満開です。
残雪と水芭蕉
カタクリも可憐に花を咲かせています。
カタクリ
おいしいコゴミが採り頃です。
アブラコゴミ
モチコゴミ
他にも採り頃の山菜がたくさんあって採り切れません。
ウドブキ
ヤマブキショウマ
ニワトコ
ヤマウコギ
間違え易い毒草を2点。
ユキザサはおいしい山菜、コバイケイソウは毒。
ユキザサ(手前)とコバイケイソウ(後ろ)
ニリンソウはおいしい山菜、トリカブトはご存知ですね。
トリカブト(手前)とニリンソウ(周り)1
トリカブトとニリンソウ2
クレソンとコンロンソウは同じアブラナ科でどちらもサラダ向きですが、
利用されるのはもっぱらクレソンのみ。
クレソン
コンロンソウ
番外編をひとつ。
山もかなり暑くなっているのでひと涼み。
清流とカエル
2019-06-03
先週の山歩き
今年の5月は晴れの日が多く、山に入り易いのですが、
その分雨が少なく、山菜の成長が例年より大分遅いような気がします。
ユキザサはおいしい山菜、ホウチャクソウはユキザサによく似た毒草で、
若芽の時は同じ場所に出ることが多く、とても間違いやすいのですが、
花が咲くとこうなります。
ユキザサの花
ホウチャクソウ
秋にキウイのようなおいしい果実が成るサルナシは
若芽の時は天ぷら向きの山菜となります。
サルナシ
ホトトギスは赤紫の花、タマガワホトトギスは黄色の花が咲きますが、
どちらも風情があり、茶花として重宝されます。
タマガワホトトギスはきゅうりのような香りのするおいしい山菜です。
タマガワホトトギス
ラショウモンカズラが見ごろになりました。
山で見かける草花は出始めの頃は白い花が多く、
だんだんと色鮮やかなものが増えてきます。
ラショウモンカズラ
2019-07-01
先週の山歩き
梅雨の合間を縫って山に入る。
昼からは雨模様らしいので里山中心で。
雨が幸いしたせいか、夏のきのこ、アンズタケ、ヤマドリタケモドキが出ていた。
例年よりちょっと早目。
ありがたい!
アンズタケ
ヤマドリタケモドキ
ということで全国的には災害をもたらしている梅雨の雨も、
長野では恵みの雨なのでしょうか。
とにかく、例年の如く夏のきのこ採り、秋のきのこ採りと進めそうなので
ほっとしました。
ヤマグワの実が採り頃になっています。
子供の頃口を紫にして食べたアイツです。
この実を焼酎に浸けると絶品のお酒ができます。
ヤマグワの実
ウメガサソウが咲いていました。
小型で愛くるしい花です。
ウメガサソウ