信州山里だより
2018-12-11
山歩き総集編3 夏きのこ
今年はきのこが大豊作でしたが、実は豊作だったのは秋だけで、
夏のきのこは不作でした。
雨が少なかったのが一番の原因でしょうか。
不作とはいえ一通りの夏のきのこは採れていたのですが、
量的にもサイズ的にも物足りませんでした。
幻のおいしいきのこアカジコウも数本採れただけ。
不作の年は例年だと対象としないオオホウライタケなどにも
手を出します。
山のきのこの持つ野趣は充分楽しめます。
この夏唯一例外的に豊作だったのがチチタケ。
採り切れない時もありました。
2018-12-04
山歩き総集編2 山菜その2
3月からスタートした山菜採りも5月に入るといよいよ山菜本番となります。
普通の方が知る山菜の名前はコシアブラやタラノメ、ウドあたりが
一般的ですが、いよいよ聞きなれない山菜達の登場です。
まずはご存知ヤマウド。
独特のウドの香りは山菜の中でも群を抜き、様々な料理に使えるすぐれもの。
山道など身近なところで出会えるのが、ゴマナやハンゴンソウ(ヤマアサ)、
ヤマウコギ、ヤマブキショウマ......などです。
里山の沢沿いなどの日陰で採れるのが、モミジガサ、ヤブレガサ、モチコゴミ、
ミズナ、タマガワホトトギス......などです。
里山より標高の高い場所に出るのが、ユキザサ、ウドブキ(ヨブスマソウ)
ソバナ、イケマ、クロクモソウ......などです。
総集編ですので、今年採った山菜を部分的に紹介させて頂きました。
2018-11-26
山歩き総集編1
1週間全く雨が降らなかったので、山に入るのをあきらめました。
1週間前に残してきたきのこも既に乾燥気味だったので
今回行っても干からびているものしか採れないと判断したからです。
ということで今年度のきのこ採りは終了しました。
今年は大豊作でとても幸せなシーズンでした。
今日から何回かに分けて、
春から秋までの今年度の山歩きの総集編をお送りします。
第1回目は山菜(早春編)です。
今年の山菜採りは3月の半ば、
標高の低い里でのカンゾウ採りから始まりました
カンゾウは万能なおいしい山菜で、標高を上げていくことで5月一杯採れます。
タネツケバナはサラダの香り付けに、ノビルも利用範囲の広いすぐれもの。
ヨモギはよもぎ豆腐や天ぷらに。
カラスノエンドウは辛煮に。
スイバは酢の物、クレソンもサラダの香り付け。
ツクシは辛煮にすると酒の肴のベストに。
ジュウモンジシダやニワトコは天ぷら。
クロモジは山菜としてではなく、香りを楽しむ「楊枝」として。
コシアブラは天ぷら。コシャクはお浸しや天ぷらに。
コゴミはいろいろと。トリアシショウマは和えものに。
まだまだいろいろありますが、次回にまたお伝えしましょう。
2018-11-19
2018-12-21
山歩き総集編4 秋のきのこ
夏の不作が秋まで持ち越すのか不安でしたが、順調な温度の低下と
適度な雨がその不安を吹き飛ばしました。
秋一番のきのこ達も期待を裏切ることなく続々出てきました。
ウスムラサキホウキタケ
ナラタケモドキ
サクラシメジ1
サクラシメジ2

イッポンカンコー1
イッポンカンコー2
ハンノキイグチ

9月半ばになると少し暖かい日もあったせいか、
不作だった夏のきのこが突然出始めました。
その出方は異様と思えるくらいすさまじいものでした。
タマゴタケ1
タマゴタケ2
タマゴタケ3
アカヤマドリ
ヤマドリタケモドキ
セイタカイグチ
これら夏のきのこと並行して秋のきのこも順調に出ました。
クリフウセンタケ
クロカワ
シャカシメジ
ジコボウ
ヌメリササタケ
キノボリイグチ
きのこ採りを始めて、
初めて夏のきのこと秋のきのこの豊作を同時に楽しむ幸せを噛みしめました。