信州山里だより

2016-12-12

山歩き総集編2

今回は2016きのこ特集1として秋になる前の
夏までに採れたきのこを振り返ってみましょう。



山菜本番中の5月、
森の木陰で点々と群生するのはオオズキンカブリタケ。
アミガサタケの仲間で一応食べられますが、料理法研究中のきのこです。



オオズキンカブリタケ20161212-1.jpg

 

6月に入ると根曲り竹の季節ですが、
この時期は竹藪の中にナラタケも一緒に出ています。
竹の子汁にするか、きのこ汁にするか贅沢に悩みます。



ナラタケと根曲り竹のツーショット20161212-2.jpg

 

7月に入ると夏きのこの本番です。
アンズタケ、タマゴタケなどとイグチ系、ベニタケ系のきのこが続々出てきます。



アンズタケ20161212-3.jpg

 

タマゴタケ20161212-4.jpg

 

夏のきのこの二大勢力はイグチ系とベニタケ系で
ベニタケ系はほとんど振り向かれませんが、
イグチ系はヨーロッパでも人気の種類があるので注目されます。



特にヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ、アカジコウなどは絶品です。



ヤマドリタケモドキ120161212-5.jpg

 

ヤマドリタケモドキ2
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ヤマドリタケモドキ320161212-7.jpg

 

アカヤマドリ120161212-8.jpg

 

アカヤマドリ2
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アカジコウ120161212-10.jpg

 

アカジコウ220161212-11.jpg

 

ベニタケ系のきのこは夏の間中たくさん出ますが、
判別が難しいのとニセクロハツなどの猛毒菌があるので
あまり手を出さない方がいいかもしれません。



ベニタケ系食菌の代表選手カワリハツ120161212-12.jpg

 

カワリハツ220161212-13.jpg

 

カワリハツ320161212-14.jpg

 

ベニタケ系のアイタケ20161212-15.jpg

 

最後に今年はこんなきのこも所々で見かけました。



タケリタケ120161212-16.jpg

 

タケリタケ220161212-17.jpg

 

このきのこはきのこに寄生する菌で、
寄生されたきのこは元の原形が分からなくなります。