信州山里だより

2017-03-21

山歩き


冬眠から覚め、野に出ました。
今年最初の摘み草です。
太陽は出ているものの風は肌寒く、
春らしいのんびりとした気分で歩くところまではいきません。

例年よりやや生長が遅いかもしれません。

出迎えてくれたのはタネツケバナ。
アブラナ科の中ではナズナと並んで春一番の摘み草対象となりますが
人気の方はナズナに軍配が上がります。

特有のツンとした香りはサラダの中に入れると生きます。



タネツケバナ20170321-1.jpg

 


もちろんナズナも出ています。
お浸しにした時のナズナのおいしさは独特で、くせはなく
何とも言えない歯応えは、他の摘み草の追随を許しません。



ナズナ20170321-2.jpg

 

 

カンゾウはやや出遅れている感じですが、
日当たりが抜群のところでは生長していました。
おいしい摘み草で何にでも使え重宝します。



カンゾウ120170321-3.jpg

 

カンゾウ220170321-4.jpg

 

アレチマツヨイグサは放っておくと草丈2m以上になり
どこでも見かけるやっかいな雑草ですが食べられます。
甘味があって意外とおいしいのですが、問題は食感。
舌上で甘みを感じた直後に強烈なザラザラ感が広がり、
食べるのを断念したくなります。



アレチマツヨイグサのロゼット状の若芽20170321-5.jpg

 

 

スイバもこの時期の常連さんです。
フランス料理ではこの仲間が使われます。



スイバ20170321-6.jpg