信州山里だより

2018-05-21

山歩き 5月20日

 

5月に入っての気候の乱高下の効果か、山菜の成長具合が意外と遅く、

それ程高地でなくてもまだまだ山菜が楽しめます。

 

 

ソバナは目立たない姿をしていますが、

秋になると目も覚めるような釣鐘型の紫の花を連ねます。

急斜面に生える山菜で、たくさん採ろうとすると命がけです。

ほんのり甘く、お浸しにします。

 

 

ソバナ

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ヤブレガサはモミジガサの兄弟分みたいな山菜で、

そのユニークな姿は一度見ると忘れません。

天ぷら、お浸しで頂きます。

 

 

ヤブレガサ

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ユキザサは甘みの強い山菜で花が咲くまでが採集期です。

可憐な花は茶花にも利用されます。

 

 

ユキザサ

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サルナシはキウイフルーツの原種に近く、秋になる実を切断すると

キウイフルーツのミニチュア版そのものです。

若芽を天ぷらにします。

 

 

サルナシ

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タマガワホトトギスはきゅうりの香りのする山菜で、お浸しや天ぷらなどにします。

夏頃咲く黄色の花は趣き深く茶花向きです。

 

 

タマガワホトトギス

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ヤマウコギはとげのある木に出る若芽を、混ぜごはんやお浸し、天ぷらにします。

ウコギご飯は飯田地方の郷土食です。

 

 

ヤマウコギ

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