信州山里だより

2014-08-08

8月2,3日の山歩き


高原の夏は様々な生物がそれぞれの生を謳歌しています。
フジバカマの群生地帯には花の蜜を求めて
アサギマダラやタテハチョウの仲間が集まります。



フジバカマと蝶20140806-1.jpg

 

マルバフユイチゴは高原一帯に群生し、
その赤い実と緑の葉はツートンカラーの絨毯のようです。
時々お料理のあしらいなどに利用しますが、今年は果実酒にしてみます。
秋にはほのかに甘い酸味のあるお酒ができあがるでしょう。


マルバフユイチゴ20140806-2.jpg

 

 

夏に一番採りたいきのこがあります。
幻のきのことも言われています。
その名はアカジコウ。
かつて軽井沢に住んだ詩人室生犀星が
「キノコの第一はマツタケにあらず。アカジコウなり。」
と讃えたきのこでもあります。

バラ色の傘にレモンイエローの柄をした美しい姿は夢の中にも出て来ます。

そんなアカジコウに今夏初めて出会うことができました。



アカジコウ幼菌120140806-3.jpg

 

アカジコウ幼菌220140806-4.jpg

 


アカジコウ20140806-5.jpg

 

今回はもう一つおもしろいきのこを紹介しましょう。

イグチ類やベニタケ類のきのこに寄生し、
その姿をまったく変えてしまうという不思議なきのこで、
名前をタケリタケと言います。


タケリタケ20140806-6.jpg

 

相変わらずアカヤマドリ、ヤマドリタケモドキも元気に出ています。



アカヤマドリ20140806-7.jpg

 

ヤマドリタケモドキ120140806-8.jpg

 

ヤマドリタケモドキ220140806-9.jpg