信州山里だより

2016-08-22

先週の山歩き


さてお盆も終わり、着々と秋に向かって進んで行けばいいのですが、
残暑は厳しく、雨が極端に少ないため、きのこの出具合が不安です。



この夏は夏のきのこが大変不作でした。

 
これだけ雨の少ない夏も珍しく、
出始めたきのこもドライきのこになってしまうような状況でした。



例年ですと来週あたりから初秋のきのこが出てくる時期なので、
今週で夏のきのこはあきらめ、秋きのこに頭を切り替えて行きます。



数少ない夏のきのこのうち、多分今年最後のアカジコウです。 



アカジコウ20160822-1.jpg

 

きのこのことを忘れると、高原は今や夏の花園と化し、
愛らしい花達が競演しています。



ヤナギラン20160822-2.jpg

 

ワレモコウワレモコウ

 

ハナイカリ20160822-4.jpg

 

ウメバチソウ20160822-5.jpg

 

リンドウ20160822-6.jpg

 

ツルニンジンは別名ジイソブと呼ばれ
よく似たものにバアソブがあります。


「ソブ」とはそばかすのことで、ジイソブはその花がお爺さんのそばかす、
バアソブはおばあさんのそばかすに似ているとのこと。
それではどんな花かと言いますと、


ツルニンジン(ジイソブ)の花120160822-7.jpg

 

ツルニンジン(ジイソブ)の花220160822-8.jpg

 

ツルニンジンには滋養強壮の薬効があります。

 



シラタマノキは白い実をたくさん付ける低灌木ですが、
その白い実をつぶすとサロメチールの香りが漂います。



シラタマノキ20160822-9.jpg