信州山里だより
2018-10-02
先週の山歩き
2018-09-26
先週の山歩き
夏のきのこの名残りが続いています。
セイタカイグチやヤマドリタケモドキ、タマゴタケなどです。
同じイグチ科のきのこの中で、秋の代表選手も続々出ています。
ジコボウ(ハナイグチ)、シロヌメリイグチ、キノボリイグチなどです。
秋早めのきのこ、イッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)や、
サクラシメジ、モリノフジイロタケも順調です。
秋本番のきのこも出ています。
クリフウセンタケ、クロカワ、シャカシメジ、ヌメリササタケ、ナラタケ......。
総合的にみて今年の秋のきのこの出方はとてもとても順調です。
2018-09-19
先週の山歩き
夏のきのこがまだ出ている。それも大量に。
張本人はアカヤマドリとタマゴタケだ。
アカヤマドリに至っては、雨に打たれ腐りかかったものを入れれば
何十本と出ていて、アカヤマドリの墓場のようだ。
9月にこの状況は初めての経験だ!
アカヤマドリ
気温の推移、雨の降り具合などの様々なバランスによって
きのこの世界は想像が付かないような光景を我々に見せてくれます。
だから止められないのです。
ハンノキイグチも大発生。行く山行く山で大量に採れる。
これも初めての経験。
ハンノキイグチ
シャカシメジも例年になく元気に出ている。
シャカシメジ1
シャカシメジ2
この時期の定番のアカンボウ(サクラシメジ)、
イッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)も順調に出ている。
アカンボウ
イッポンカンコー
クロカワは雨が多いのが苦手のようで、ちょっと元気がない。
クロカワ
クリフウセンタケはこれからだ。
クリフウセンタケ
迫力ある菌輪を作るモリノフジイロタケも幼菌が出たばかり。
モリノフジイロタケの幼菌
変わり種はノボリリュウの仲間。
食べられる種類もいろいろありますが、まだ手を出してないキノコです。
ノボリリュウの仲間
そして、本日の収穫はこんな感じです。
本日の収穫
2018-09-11
先週の山歩き
季節は夏から秋に。
この時期にたくさんの雨が降ってくれるのは
きのこにとって本当に恵みの雨となります。
山の中は夏のきのこや、夏から秋の変わり目のきのこ、
秋の早い時期のきのこと入り乱れています。
夏のきのことしては、この夏さっぱり採れなかったタマゴタケが
急に出ています。
タマゴタケ1
タマゴタケ2
タマゴタケ3
夏から秋の変わり目に出るきのことしては、
ナラタケモドキ、ウスムラサキホウキタケ、有毒のチチアワタケ、
などが出ています。
ナラタケモドキ1
ナラタケモドキ2
ウスムラサキホウキタケ
チチアワタケ
秋の早い時期のきのことしては、
アカンボウ(サクラシメジ)、イッポンカンコー(ウラベニホテイシメジ)、
ハンノキイグチなどが出ています。
アカンボウ
イッポンカンコー
ハンノキイグチ
そして秋半ばに出るシャカジメジの幼菌も出ていました。
シャカシメジの幼菌
いずれにしても本格的に秋のきのこが出てくるのは来週以降になりそうです。
2018-10-10
先週の山歩き
秋の台風には功罪があります(きのこ採りにとってですが)。
功の方は雨の少ない秋にとってはまさしく恵みの雨となります。
罪の方はフェーン現象によって急激に温度が上がることです。
この急激な気温の上昇によって
きのこの出方がピタッと止まることが多いのです。
今度の2度の台風でも気温が上昇し、今年の豊作傾向に変調をきたしました。
台風前に出ていたきのこの出方が
あるものは止まり、あるものは激減しました。
変調をきたしたのは、ジコボウ(ハナイグチ)、オオツガタケ
クロカワ、イッポンカンコーなど早めに出るきのこです。
オオツガタケ
クロカワ
又、夏のきのこが急に出たりします。
ヤマドリタケモドキもそんな感じでしょうか。
ヤマドリタケモドキ
ジコボウに関しては出る量が減ったのと、
秋遅めに出るタイプに姿が変わってきました。
秋の遅いタイプは色鮮やかで、柄がしっかりと太いのです。
ジコボウ1
ジコボウ2
この時期に出るきのこは例年並みでしょうか。
アイシメジ
コウタケ

ヌメリスギタケモドキ

クリタケ
ナラタケも例年並みですが、
ナラタケにはいろいろ種類があり、個体差もかなりあります。
ナラタケ1
ナラタケ2
オニナラタケ
中毒例の多い毒きのこカキシメジも一斉に出てきました。
カキシメジ
終盤のきのこ、ムキタケ、シモフリシメジも出てきました。
ムキタケ
シモフリシメジ